ビジネス技術 実用英語大辞典 CD版

技術英語のバイブル ”海野辞典”

ネイティブによる16万件以上の用例・文例を収録した英語表現集。英和19900語、和英22500語、用例168800件(英和・和英)収録。

辞書で引けない技術英語

英作文に使えるトリビア

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No.019

No.019のバックナンバーです。
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目次
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★1.今日のLinux英語
   『Linux: 2.6.21 Kernel Released | KernelTrap』より
★2.注目エントリ
   『Discover the Linux Kernel Virtual Machine』
★3.小ネタ
   『on-the-fly』
★4.お知らせ

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★1.今日のLinux英語

今日は『Linux: 2.6.21 Kernel Released | KernelTrap
から引用します。

Linusが2.6.21のリリースに際して書いた文ですが、
機械翻訳ではほとんど意味が分かりませんでした。

> ... we were apparently unlucky enough to hit what looks
> like a previously unknown hardware errata in one of
> the ethernet drivers that got updated ...

分かりにくくなる原因の一つは「hit」の訳です。色々な
訳し方のできる単語ですから、目的語を手がかりにします。

ここでは何を「hit」しているか、良く読むと「errata」で
あることが分かります。一般には「誤植」のことですが
ITの世界ではリリースされてしまった不具合と言えば良い
でしょうか。

Linuxが「hardware errata」を「hit」したというのは
つまり「ハードウェアの不具合に当たってしまった」という
ことですね。

もう一点、訳を複雑にしているのは最後の「that got updated」
です。その直前までの部分でどのような問題があったか述べて、
最後に「(それが)更新された」と言っているわけです。
このように主語が長い文の中に埋もれているような場合に
機械翻訳の日本語は分かり難くなりやすいようです。

では以上を踏まえて訳してみます。

 不運だったようだが、以前は知られていなかったらしい
 ハードウェアの不具合にイーサネットドライバの
 一つが当たってしまった。これが修正された。


いかがでしたでしょうか?
ご意見、ご感想などお待ちしてます!

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★2.注目エントリ

Discover the Linux Kernel Virtual Machine


仮想化の技術が実用的になるにつれ、競争も激しくなって
きましたね。上の記事はそんな仮想化技術の中で最初に
カーネルに取り込まれたKVMについてです。

記事の中ではまず仮想化方式のバリエーションを説明し、
他の仮想化方式との比較も交えてKVMを説明しています。

さらに、実際にKVMを使って仮想マシンを起動するコマンドから
仮想マシンを生成するサンプルプログラムまで掲載しています。
KVMに関する記事の中では技術的で中身の濃いものです。

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★3.小ネタ『on-the-fly』

有名なオンライン辞書の訳がいまいちだったので紹介します。

Linux関連で「on-the-fly」と言ったら、ソフトウェアの
実行中に動作を止めることなく設定を変更したり、必要な
データをその場で生成するなど、 動的な振る舞いを指します。

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★4.お知らせ

5月4日の発行はお休みです。次回は5月11日になります。
ご了承ください。

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Linux英語の達人2まぐまぐ!

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No.011

No.011のバックナンバーです。
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目次
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★1.今日のLinux英語
   『Anatomy of Postfix | Linux Journal』より
★2.注目エントリ
   『Mount Remote Directories Securely with SSH』
★3.小ネタ
   『quick n' dirty』
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★1.今日のLinux英語

今日は『Anatomy of Postfix | Linux Journal』から引用します。

この記事は『The Book of Postfix』という本からの抜粋
ですが、Postfixについて基本的なことがまとまっています。

その中に、いかにも機械翻訳がつまづきそうな文がありました。

> Figure 5-3 shows where the maps--to name but a few,
> aliases, virtual, and transport are shown--fit in.

まず大きく分解してみましょう。
文頭の「Figure 5-3 shows」から、「図5-3」の説明が始まる
ことがわかります。

次に、残りの部分のうち「--」で囲まれている部分が挿入
された説明だということに注目して取り除くと、次のように
なります

> where the maps fit in.

「どこにマップ(マップファイル)が収まるか」と訳せます。

最後に挿入されていた部分を見てみましょう。

> to name but a few, aliases, virtual, and transport are shown

動詞の「name」には「名前を付ける」という意味もありますが、
ここでは「名前を挙げる」という意味です。
その次に「but a few」が入っているのがまた文をややこしく
しているのですが、つまり名前は挙げるけど全部ではなく
「少しだけ」という断りを入れているのですね。そして
「aliases, virtual,」と実際のマップファイルの名前が続きます。

以上を踏まえて訳してみます。

 図5-3はマップファイル──少し名前を挙げるとaliases、
 virtual、transportが出ています──がどこに収まるかを
 示しています。

いかがでしたでしょうか?
ご意見、ご感想などお待ちしてます!

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★2.注目エントリ

Mount Remote Directories Securely with SSH

タイトル通り、SSHを通してリモートマシンのディレクトリを
マウントする方法を説明している記事です。
使っているディストリビューションはUbuntuです。

これは比較的新しいカーネルの機能「FUSE」を使って実現
可能になった設定ですね。NFSを使ったことのある方なら
お分かりだと思いますが、リモートのディレクトリをマウント
できる便利さは計り知れないものがありますので覚えて
おきたい方法ですね。

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★3.小ネタ『quick n' dirty』

ある記事でApache benchmarkが次のように説明されていました:

> ab - Apache benchmark, use this if you want
> a quick n' dirty way to benchmark how well your site
> performs under a heavy load.

こういう書き方も機械翻訳が苦手なところです。
「n'」は「and」のことですね。「quick and dirty」を
声に出して読むと「quick n' dirty」になります。

出典の記事は下のページですが、タイトルが気になる方は
読んでみても面白いと思います。

Web Developers: 13 Command Line Tricks You Might Not Know




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テーマ:オンライン英語学習 - ジャンル:学問・文化・芸術

No.010

No.010のバックナンバーです。
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目次
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★1.今日のLinux英語
   『Postfix manual - local(8)』より
★2.注目エントリ
   『Linux is equal to a Genuine Windows』
★3.小ネタ
   『screw up』
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★1.今日のLinux英語

今日はPostfixのマニュアルページ『Postfix manual - local(8)』から引用します。
短い文なのですが、英語らしい書き方が含まれています。

> The command is executed directly where possible.

先に前半を訳してしまいましょう。次のようになります。

 コマンドは直接実行される

残りの「where possible」はどういう意味でしょうか。

この場合の「where」には、但し書きを導く役目があります。
つまり「where possible」で「ただし可能なら」という
ことですね。

数学をまだ覚えている方なら、数式を示した後に「ただし」
と続けて条件を添えることをご存知だと思いますが、
そのときもやはり「where」と書きます。

全体の訳は次の通りです。

 コマンドは、可能なら直接実行される。

いかがでしたでしょうか?
ご意見、ご感想などお待ちしてます!

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★2.注目エントリ

Linux is equal to a Genuine Windows

Linux上でインターネットエクスプローラを動作させることが
できるのはご存知でしょうか?このエントリの筆者はLinux
上でIE6を実行使っていたところ、IE7への更新を勧める
ダイアログが出たので更新してみたそうです。

普通、IE7は正式なWindowsにしかインストールできない
そうですが…。

これはエミュレータの性能が良いというより、Windowsが
マイクロソフト自身も鑑定できないほど複雑だということ
なんでしょうね。

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★3.小ネタ『screw up』

多くの辞書には「顔をしかめる」とか「紙をまるめる」と
出ていますが、コンピュータにも使います。その場合、
「めちゃくちゃにする」というような意味になります。

例えば、「このコマンドを間違えるとマシンはscrew up
されてしまうよ」というように使われます。

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Linux英語の達人2まぐまぐ!

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No.005

No.005のバックナンバーです。

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目次
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★1.今日のLinux英語
   『LWN: A summary of 2.6.19 API changes』より
★2.注目エントリ
   『LWN: Who is being divisive?』
★3.小ネタ
   『Etherboot』
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★1.今日のLinux英語

今日は『LWN: A summary of 2.6.19 API changes』からの
引用です。

記事自体はLinuxカーネルがデバイスドライバなどに提供する
APIの、バージョン2.6.19における変更点です。

> Code needing the latter should use pud_page_vaddr()
> or pgd_page_vaddr() instead.

主語になっているのは最初の4語「Code needing the latter」
なのですが、まずその主語を主語と捕らえるのに一瞬
戸惑ってしまいそうです。

「the latter」は「後者」ですから、主語の意味は
「後者を必要とするコード(プログラム)」ですね。
ちなみに直前の文は下のようになっています。

> The pud_page() and pgd_page() macros now return a
> struct page pointer, rather than a kernel virtual address.

つまり後者というのは「a kernel virtual address」ですね。

問題の主語が分かりにくいのは、「Code」に冠詞がないことも
一因かもしれません。英語の冠詞は実は数が少なくて、
例えばフランス語ではこの場面なら部分冠詞という冠詞を
付けるのですが、英語には相当する冠詞がありません。
特定できない、数えることもできないものにつける冠詞です。
(ここでは特定のコードのことを言っているわけでは
 ありませんね。また、コードを1個2個と数えることも
 できません。)

また、関係代名詞を使わずに「needing」と短く書いている
ことも原因でしょう。

上の2点のために文頭が突飛な印象になっています。
では訳です。

 後者を必要とするコードは代わりにud_page_vaddr()か
 pgd_page_vaddr()を使うこと。

いかがでしたでしょうか?
ご意見、ご感想などお待ちしてます!

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★2.注目エントリ

LWN: Who is being divisive?

先週の本編に引き続きNovell-MSネタです。

あの契約については、Novellがオープンソースコミュニティを
裏切って分裂させたと考える人もたくさんいて、そのような
趣旨の批判も多く聞かれます。さらに、Novellが率いる
openSUSEコミュニティに離脱を呼びかける動きまでありました。

この記事のタイトルは「分裂を引き起こしているのは誰か?」
というような意味です。とても力強く信念をもって書かれて
いるので、Novellに好意的な人もそうでない人もぜひ読んで
みて欲しい記事です。

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★3.小ネタ『Etherboot』

Etherbootはカーネルをネットワーク経由でロードして起動
するコードを開発しているプロジェクトです。

似た単語に「NetBoot」というものがありますが、こちらは
Mac OS Xの機能の一つです。

どちらもアイデアは同じですが、区別する必要がある場合は
意識して使わないといけませんね。

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Linux英語の達人2まぐまぐ!

テーマ:オンライン英語学習 - ジャンル:学問・文化・芸術

No.003

No.003のバックナンバーです。

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目次
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★1.今日のLinux英語
   『Linux.com | Linux XP Desktop: A Windows face
     on an old Linux base』より
★2.注目エントリ
   『いやなブログ - 学校では教えてくれないバッド
     ノウハウ英語 #1: do the trick』
★3.小ネタ
   『fuzz』
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★1.今日のLinux英語

今日は『Linux.com | Linux XP Desktop: A Windows face
on an old Linux base
』からの引用です。

簡単そうな文ですが、機械翻訳だと分かりにくい文になります。

> To complicate matters the Logout button didn't always work,
> and I found no apparent reason for it failing.

まず最初のポイントは、文頭の3語「To complicate matters」
です。「to + 動詞」だからといって、必ずしも「~する
ために」という意味にはなりません。文法を考えなくとも
単語だけ見ても意味が伝わってくるはずです。簡単に訳せば
「事を複雑にする」つまり「さらに複雑なことに」という
意味です。

続く文の中程は簡単だと思います。最後の部分だけ説明
しましょう。「for it failing」ですが、この「it
failing」は「the Logout button didn't always work」を
指しています。

以上を踏まえて訳すとこうなります:

 さらに複雑なことにログアウトボタンが効かないことがあり、
 それらしい理由も見当たらなかった。

いかがでしたでしょうか?
ご意見、ご感想などお待ちしてます!

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★2.注目エントリ

いやなブログ - 学校では教えてくれないバッドノウハウ英語
#1: do the trick


『いやなブログ』はソフトウェアのかなり深い部分を扱う
比較的有名なブログなのですが、先週英語についての
エントリがありました。このメールマガジンの趣旨にも近い
内容ですので訪問してみてください。

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★3.小ネタ『fuzz』

一般に「fuzz」は桃を覆っているような細かい毛のことです。
また、そういう毛があると輪郭がぼけますから、「ぼかす」
という意味もあります。(そういえば昔、家電の機能に
やたらと「ファジー○○」と付いていた時期がありましたね。
あの「ファジー」は「fuzzy」ですね。)

さてLinuxの世界ではどうでしょう。Linuxの世界で「fuzz」
と言ったら、まず思い浮かべるのはパッチを当てるときの
”曖昧さ”のことです。

ご存知の通り、パッチとはソフトウェアの修正を表現する
ファイルですが、パッチの作成された時のソースコードと
適用される時のソースコードが異なると適用できない場合が
あります。それでも適用する場合は、パッチを適用する
プログラム(ずばり「patch」という名前です)が適用する
箇所を推察して実行します。

ぴったり当てはまる場所がないからパッチを”ぼかして”
適用できる場所を探すわけで、これを「fuzz」と言います。

もう一つ「fuzz」が現れる場所は、「fuzz testing」または
「fuzzing」と呼ばれるテスト手法です。これはプログラムに
ランダムな値を入力して予想外の動作をしないかチェック
するという簡単な手法ですが、実際にこの手法を取る
チェックプログラムでLinuxカーネルからたくさんのバグが
発見されています。

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