ビジネス技術 実用英語大辞典 CD版

技術英語のバイブル ”海野辞典”

ネイティブによる16万件以上の用例・文例を収録した英語表現集。英和19900語、和英22500語、用例168800件(英和・和英)収録。

辞書で引けない技術英語

英作文に使えるトリビア

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No.002

No.002のバックナンバーです。

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目次
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★1.今日のLinux英語
『All about Linux: LinuxBIOS - A truly GPLed Free
Software BIOS』より
★2.注目エントリ
『LWN: Sparse gets a maintainer』
★3.小ネタ
『FUD』
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★1.今日のLinux英語

今日は『All about Linux: LinuxBIOS - A truly GPLed Free
Software BIOS
』から引用します。

主語にごてごて修飾がついていて分かりにくいパターンです。

> One project which intends to give the BIOS chip makers
> such as Phoenix and Award a run for their money is
> the LinuxBIOS project.

分かりやすく単純にするために、まず「the BIOS chip
makers such as Phoenix and Award」を「them」に
置き換えてみましょう。

> One project which intends to give them a run
> for their money is the LinuxBIOS project.

主語が「One project」で補語が「the LinuxBIOS project」、
その間に主語を説明する文が入ってることがわかります。

次に「run」の意味を考えましょう。辞書を引くと分かりますが
実は「run」には色々な意味があります。ここでは「a run for
thier money」ですから、「(お金の)運用」という意味に
取ることができます。

また、「give」には軽い使役の意味がありますので、
組み合わせると「出資を促す」と取れます。

以上を踏まえて訳してみます。

 PhoenixやAwardといったBIOSチップメーカーに出資を
 促そうとしているプロジェクトの一つがLinuxBIOSだ。


いかがでしたでしょうか?
ご意見、ご感想などお待ちしてます!

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★2.注目エントリ

LWN: Sparse gets a maintainer

開発者向けの話題になりますが、Linusが作ったコード
アナライザ『sparse』にメンテナー(ソースコード管理人)
が付いたそうです。(コードアナライザとは、ソースコード
を分析してバグを発見するソフトウェアです。)

sparseはほとんど知られていないソフトウェアですが、
使えば確実に役に立ちますからもっと広まっていいと
思います。

メンテナーが付いたということは今までいなかったという
ことですが、その通り、今までほぼ放置状態でした。
というのもLinusが(記事にも書かれている通り)現状に
満足してしまっていたので、改良も宣伝もされていなかった
のでした。Linusらしいというべきでしょうか(笑)。

商用のコードアナライザは当然ながら優秀なものが
ありますが、Linuxが商用OS並みの性能を発揮している
ように、sparseも近い将来主要な開発ツールとして
広まっていくのではないでしょうか。

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★3.小ネタ『FUD』

「FUD」は「Fear, Uncertainty, Doubt」の略で、ライバルを
蹴落とすために使われるマーケティング戦略の一つです。
GNU/Linuxは某OSメーカーのFUDにさらされているため、
関わりの深い単語です。

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Linux英語の達人2まぐまぐ!

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No.001

No.001のバックナンバーです。

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皆さんこんにちは!このメールマガジンは
Linux英語の達人』のリニューアル版です。

Linuxを使っていると、英語の文書にぶつかることが
よくあります。そんな時みなさんはどうしているでしょう?
ちょっと読んで諦めますか?機械翻訳にかけますか?
それともそのまま読み進めますか?

このメールマガジンは、そのまま読み進めたい、
英語で止まりたくないという人を応援します。
読むうちに英語突破力が高まる、ただ何となく読んでも
面白い、そんなメールマガジンを目指しています!

内容は、本編、注目エントリ、小ネタの3つから構成されます。

本編ではLinuxにまつわる文章の中からLinux特有の単語や
訳しにくい文を取り上げて解説、翻訳します。

注目エントリでは、筆者が読んで面白かった英文記事について
簡単に内容を紹介します。

小ネタのコーナーでは面白い単語や表現を紹介します。

さあ、楽しく”Linux英語の達人”を目指しましょう^^

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目次
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★1.今日のLinux英語
   『LWN: Read-copy-update for realtime』より
★2.注目エントリ
   『Ten reasons Linux and BSD are vastly superior
    to Windows』
★3.小ネタ
   『fork』
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★1.今日のLinux英語

今日のLinux英語は、Linux英語の達人No.67でも取り上げた
LWN: Read-copy-update for realtime』から、もう一文取り上げます。

> The part about knowing that no references are held
> is handled by (1) requiring all code which references
> RCU-protected data structures to be atomic, and
> (2) waiting until all processors have scheduled once.

文中に箇条書きが組み込まれていますが、英語では
このような書き方をよくします。ところがこれを機械翻訳に
かけると、たいてい(1)や(2)の場所がめちゃくちゃになります。

しかもこの文、なかなか複雑な構成になっています。
まず箇条書きの前までを理解するために、下のような
入れ子を想像してみましょう。

> The part
>  about knowing that
>   no references are held
> is handled by ...

主幹になるのは「The part is handled by ~」で、
「about ~」が「The part」を説明しています。
そして「knowing」の対象が「no references are held」です。

残りの部分は比較的簡単ですが、念のために書くと「RCU」は
この記事のテーマである「Read-copy-update」です。
「Read-copy-update」は、一つのデータを複数のプロセスが
共有している時に、読み出しを止めずに書き込みを実現する
ための仕組みです。この略語はこの記事以外の場所でも
使われますので覚えておくといいかもしれません。

それでは訳してみますので、難しいと感じた方は原文と
見比べてみてください。分かりやすくするために
この直前の文の訳も添えておきます。また、意訳ですので
単語単位では原文に対応していません。

直前の文:
 RCUは書き込み処理を次の2つのステップに分ける
 ことで実現している:(1)古いデータを指すポインタを
 新しいデータを指すものと置き換える(2)カーネル内の
 どの処理も古いデータを参照していないと分かるまで
 データの削除を遅らせる。

今回の文:
 参照がないことを知るステップは次の2つにより
 実現されている:(1)RCUの対象となっているデータを
 参照する処理は割り込み不可とすること(2)全ての
 プロセッサが一度スケジューリングを行うまで待つこと。

いかがでしたでしょうか?
ご意見、ご感想などお待ちしてます!

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★2.注目エントリ

『Ten reasons Linux and BSD are vastly superior to Windows』
  - Part I
  - Part II

タイトル通り、徹底してLinux/BSDを持ち上げWindowsを
こきおろす記事です…。最後にはマイクロソフトを
「devil」と呼ぶなど、その徹底ぶりは感嘆に値します(笑)。

もちろんLinuxとWindowsを比較する視点は様々であり、
単純にどちらが優れているとは言えませんが、
どのような視点があるか再認識できました。
また、Linux(またはWindows)に慣れてしまって
忘れていたことに気づけるかもしれません。

とにかく文章の強気さが痛快で面白いので読んでみてください。

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★3.小ネタ『fork』

食器の”フォーク”もこの単語ですが、Linux関連で出てくる
ときは「枝分かれする」という動詞ですね。

Linux関連ではよく「fork」するものが2つあります。
一つはプロセス。親プロセスが小プロセスを産むことを
「fork」と言います。
もう一つはプロジェクト。ソフトウェアの開発コミュニティが
方向性の違いなどで分裂するときに「fork」と言います。

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Linux英語の達人2

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旧No.069

旧メールマガジンのNo.069です。


皆さんこんにちは!
購読ありがとうございます。

今日のLinux英語は『All about Linux: A first look
at the Linux friendly Google Docs & Spreadsheets project
』からです。

実はこの記事はNo.065でも取り上げたのですが、
もう一つ面白い文があったので再登場です。

今日のLinux英語

まるで記憶力を試されているような文です。

The number of fonts included with the Google docs though
not as many as those found in MS Word are still significant.

文頭の主語「The number」に対して、動詞や補語
(「are still significant.」)が文末にあります。
その間がちょっと長いのですね。

つまり、主語と述語だけ訳すと

 フォントの数は特筆すべきだ。

だけなのですが、その間に説明があります。
まるで日本語のような構成になっています。
動詞を先に持ってくる書き方もできたはずですが、
筆者は「significant」を最後にしてポジティブな文に
したかったのでしょう。

それでは訳です。

 Google Docsに含まれるフォントの数はMSワードのものほど
 多くはないが、それでも特筆すべきだ。

* * *

分からない英文がある方はブログへのコメントやメールで教えてください。
可能な限りお答えし、許可をいただければ紹介します!

小ネタ

blow up

「blow」というと学校の教科書では「風が吹く」程度の
使われ方しかされていなかったように思いますが、
実際は「ふっとばす」くらいに荒々しい意味もある単語です。
ソフトウェアが「blow up」したと言えば、それはいわゆる
「ぶっ飛んだ」という意味になります(笑)。

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テキスト形式になり、コーナーも増えて生まれ変わります!
現在まぐまぐの承認待ちの状態です!
承認されればこちらは廃刊にしますので、
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旧No.068

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皆さんこんにちは!
購読ありがとうございます。

今日のLinux英語は『LWN: Return values, warnings, and error situations』からです。

これはLinuxカーネルAPI(主にデバイスドライバに対して
カーネルのコアが提供するサービス)の話題です。
カーネルAPIの不備がちょっとしたことから表面化しました。
こういう過程を経てLinuxは安定していくのですね。

今日のLinux英語

今回の文脈は、Alan Cox(Linuxの主要メンテナーの一人)が
ある議論に対して懸念を表明したところです。

One suspects Alan is also behind code like the following,(以下略)

最初に告白してしまいますが、今回は私自身も訳に
自信がありません(汗)。もちろん機械翻訳は全滅です。
では見ていきましょう。

まず「suspects」の主語が誰かということですが、
可能性があるのは「One」または「Alan」です。
ところが「One suspects」と仮定すると、下のような
実に奇妙な文になることが分かると思います。

 人はAlanがまた次のようなコードにも隠れているのでは
 ないかと疑っている。

つまり「suspects」の主語は「One」ではなく「Alan」です。
倒置されていると理解するべきでしょう。

すると「One」は「Alan」が「suspects」しているものの
一つ、と考えられるのではないでしょうか。
今回はそのような理解で訳してみます。

 Alanの危惧は、次のようなコードの影にも隠れている。

* * *

分からない英文がある方はブログへのコメントやメールで教えてください。
可能な限りお答えし、許可をいただければ紹介します!

小ネタ

page

Linuxで「page」と言ったらメモリの単位です。
Linuxは「page」単位でメモリを確保したり退避したりします。
1 pageのサイズはマシンによって違いますが、
i386系では4KBです。

小ネタ

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旧No.067

旧メールマガジンのNo.067です。


皆さんこんにちは!
購読ありがとうございます。

今日のLinux英語は『LWN: Read-copy-update for realtime』からです。

Read-copy-updateというのは、一つのデータを複数のプロセスが
共有している時に、読み出しを止めずに書き込みを実現するための
仕組みです。ところがその実装がリアルタイムシステムには
不向きだということで、研究されています。

今日のLinux英語

今日の文はネイティブの人が読んでも不自然でないのか疑問です…
機械翻訳も苦戦してました。

And that, in turn, means that RCU can no longer count on
a processor rescheduling meaning that no references
to RCU-protected structures exist on that processor.

この文は2つに分けることができます。
前半が「a processor rescheduling」までで
後半がそれ以降です。

(前半と後半両方で「means that」「meaning that」と
同じような言い方を使っているので不自然に感じたのですが
実際はどうなんでしょうね。)

「RCU」は「Read-copy-update」のことです。
カーネル開発者なら前置きなく略す言葉なので注意が必要です。

「can no longer count on」の部分は、機械翻訳だと
「もはや頼りにすることができない」などと訳してしまうのですが、
むしろ「もはや頼らなくてもよい」という意味です。
確かにどちらにも取れそうですが、ニュアンスが全然違いますね。

最後に、後半の「meaning」がどこに掛かっているか、ですが、
直前の「a processor rescheduling」のみに掛かっています。

以上を踏まえて訳してみます。

 それはつまり、そのプロセッサ上にRCUの対象となる
 構造体への参照がないことを保証する再スケジューリングに
 頼らなくても済むようになるということだ。

* * *

分からない英文がある方はブログへのコメントやメールで教えてください。
可能な限りお答えし、許可をいただければ紹介します!

小ネタ

spinlock

本編にちなんだ単語なのですが、データを複数のプロセスが
読み書きする場合、あるプロセスがアクセス中に
他のプロセスを止めておくためのロックのことです。

私は最初なぜ単に「lock」と言わずに「spin」が付いているのか
疑問に思ったのですが、「spin」は例えば車輪が回転するような、
機械が動作している状態を表しているのでした。
その動作を止めるから「spinlock」です。

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